このようにお悩みではありませんか?
お子さんが3歳頃になると、はさみや
のりを使いこなせるお友達もたくさんいて、
ちょっと焦りますよね。
息子もなかなか上手になりませんでした。
でも少しずつサポートすることで、
はさみものりも、しっかり使えるよう
になりましたよ。
「手は第2の脳」と言われる場所。
小さいうちから、手をたっくさん使って、
子どもの器用さを育てていきたいですね。
子どもたちに伝わりやすいサポート方法を
書きましたので、どうぞお読みくださいね。
目次
「手は第2の脳」と言われる理由
手は第2の脳と言われています。
なぜでしょうか?
人間にとって指先はとても重要な感覚刺激の器官で、子どもの発達に大きな影響を与えると言われています。
特に、成長期に手指をたくさん動かすことは、思考力や記憶力の向上につながります。
(引用:七田式三軒茶屋教室⇒⇒https://www.shichida.jp/tokyo-sangenjaya/topics/502
手指をたくさん使うことで、
脳が刺激され、思考力などが育つのですね!
小さいうちから、たくさん手指を
使う遊びを取り入れたいですね!
はさみの練習方法
それでは、はさみの練習方法をご紹介します。
1つずつ詳しく説明していきますね。
①まずは“約束事”から
はさみは刃物ですので、使うときの
約束事をしっかり身につけてもらいましょう。
これらをきちんとお子さんに説明し、
理解してもらうことが、はさみを使う第1歩です。
②はさみの持ち方を繰り返し練習しましょう
3歳以降(手がある程度大きくなっている)
のお子さんのはさみの持ち方は下図のようになります。
はさみの上の穴に親指を入れ、
人差し指は下の穴の前に引っかけます。
そして、下の穴には中指と薬指を入れます。
はさみが上手に持てないと、次のステップに
進みづらいので、繰り返し繰り返し練習を
サポートしてあげてくださいね。
③はさみの開閉の練習をしましょう。
次は、「開閉の練習」です。
はさみって、閉じるのはすんなりいく
場合が多いのですが、「開く」のが難しい
んですね。力がいります。
息子もここでつまずきました。
「開く」動作は、力の入れ具合が
身につくまで、大人がサポートして
あげるといいと思います。
④いろいろな切り方を試してみましょう。
“はさみの開閉がまだ上手にできない
からやめる”のではなく、子どもの
「やってみたい!」「やめたくない!」を
大事にしてあげたいですよね。
この場合は、大人が開くのをサポートして
あげながら、「切る経験」をさせてあげると
いいと思います。
それでは、2種類の切り方をご紹介します。
はさみの使い方に慣れるまでは、
「1回切り」をたくさん楽しむと良いですよ。
短い紙をたくさん切って、紙吹雪を
作ってもいいですね!
⑤上手に切れないときは…
☆はさみを使うときの姿勢、
はさみの持ち方、開閉時の力の
入れ具合、紙の支え方などを確認しましょう
「繰り返し繰り返し」のサポートが
とても重要です。
以下のチェックポイントを確認しながら練習していきましょう。
チェックポイントをクリアできたら、
焦らず、ゆっくり。お子さんのペースで進めてくださいね。
なかなか上手に切れない!ときの効果的なサポート方法
いろいろ試してみるものの、
「なかなか上手に切れない!」
というときは、以下の方法を
試してみてください。
はさみに印をつける(はさみの奥の方を使うため)
はさみって、奥の方に紙を入れないと
上手に切れないですよね。
はさみの先っちょは、はさみ初期の
段階のお子さんは使うのが難しいです。
お子さんによっては、「はさみのどの辺りまで、
紙を入れていいかわからない」場合があります。
というか、多いです。
ですので、「ここまで紙を入れるよ!」
という印をはさみにつけるんです!
下図のような感じです。
※イラストは、紙に対してはさみが
斜めになっていますが、実際は斜め
ではなく、しっかり紙に対して垂直
にして使ってください☆
※印の支援が必要なくなったときに
外せるよう、テープで試しましたが、
これでは、はさみが閉まりません…。
マッキーペンで描いて、支援が不要に
なったときは、除光液などで消すのが
良いかもしれません。
紙に切り始めの補助線を入れる(切り始めがわかるように)
これは、はさみの使い方はだいぶ
上手になったけど、円などを切る
場合に「切り始めがわからない」
場合のサポートです。
息子も3歳〜4歳初めは、
この補助線を入れていました。
下図のような感じです。
(補助線は、利き手に合った向きで書いてください。)
はさみが使えると、楽しみが広がります!
お子さんのやる気に合わせて、
楽しく練習できるといいですよね!
のりづけのサポート方法
続いては、のりづけのサポート方法です。
この記事では、「適量を出すのが難しい
場合のサポート」と「塗った方がいい
ところに塗れない場合のサポート」を
書いていきます。
のりを適量出すのが難しい場合
のりを適量を出すのが難しい
お子さんもおられると思います。
その練習方法をご紹介しますね。
1.お手本を示す
どのタイプののりを使うにしても、
のりを使い始めのお子さんに多いのが、
「のりが少なすぎる」「のりが多すぎる」
➡適量を出すのが難しいということ。
そんなときは、まずお手本を示しましょう。
ママ・パパのお手本を見て、
「これくらい出すんだ」と視覚的にわかると、
適量に近づけるかもしれません。
「指で塗るタイプ」だと、
上手くいきやすいと思います。
2.手を添えてサポートする
液体のりもスティックのりも、
力の入れ具合で量が変わるので、
意外と難しいんですよね。
大人は慣れているから、
ササ−っと使っちゃいますが、
まだ経験の少ないお子さんに
とっては、とても難しいのです。
こんなときは、手を添えて
サポートしてあげましょう。
手を添えることで、親御さんの
力加減をお子さんが感じて、
感覚を身につけられますよ。
繰り返し繰り返しです。
塗った方がいいところに塗れない場合
紙のいろんなところに自由に
のりを塗るのも、子ども感覚の
学習になります!
その中で、のりの量や力の入れ
具合を身につけていきます。
なので、このサポートは必要な
場合のみにしてください。
方法は、シンプルです。
下図のような感じです。
鉛筆やマーカーなど、なんでもいいので、
「ここに塗るんだよ〜」と視覚的に
わかるようにします。
「はさみ」「のり」が上手に使えるようになると、“工作”が楽しくなります♪
息子も器用な方ではなく、4歳前半までは
「切れない〜」
「のりが出てこない〜」
としょっちゅう怒っていました。
でも、はさみやのりを繰り返し
使ううちに上手になり、今は
画用紙や折り紙、チラシなどを
自由に切って、貼って、工作を楽しんでいます。
私が支援の場で出会った子どもたちもそうでした。
繰り返し練習する・経験を重ねることで、
サポートも減っていき、
(サポートが完全にはなくならなくても)、
子ども自身のイメージするものを
作れる状況が整ってきます。
地道な練習、サポートの積み重ねが、
「楽しい創作活動」につながっていきますよ。
今日はここまでです。
それでは(*´ω`*)

・元特別支援学校・小学校特別支援学級の先生14年間
・仕事と家庭の両立に苦しみ、ダウン⇒退職
・繊細で気難しい息子の育児に大苦戦!⇒困り感を実感
・特別支援・繊細な息子の育児で得た学びを“今”困っているママ・パパに伝えたい
・(現在)不登校のお子さま・勉強に苦手意識のあるお子さまを対象にオンライン家庭教師
・オンラインカウンセラー
メッセージ相談を受け付けています。

〖保有資格〗
・特別支援学校教諭免許
・小学校教諭免許
・幼稚園教諭免許
・メンタル心理カウンセラー
・上級心理カウンセラー
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