音読教材におすすめ|言葉カードを活用して“拾い読み”を卒業しよう!

拾い読み アイキャッチ お家で支援
・うちの子、文章を読むのが苦手みたい。

・文章を読むのが、なかなか上手にならないな〜。

・拾い読みをしていて、スムーズに読めないみたい。

このようにお悩みではないですか?

この記事の内容は…

・拾い読みって?文節読みって?

・みかん流「言葉カードの活用方法」

・言葉カードから文章へ

 

みかん
みかん
困り感サポート先生 みかんです。

文章をスムーズに読めないのには、

いろいろ理由がありますが、

1つは“言葉を文節で捉えられていない”

ことが考えられます。

 

わかりにくいですが、“言葉を1つのまとまり”

として捉えられていないということです。

 

逆に言うと、

言葉を1つのまとまりとして捉えられる⇒文節読みができる⇒文章をスムーズに読むことができる!

ということ。

 

今、「読む」ことが上手にできないお子さんも、

「言葉を1つのまとまりとして捉えられる」

ように、“練習”することによって、

確実に今よりスムーズに読むことが

できるようになりますよ。

 

「読む」ことが上手にできるように

なったら、お子さんもきっと自信がつきますね。

 

私が、支援の場や息子に対して活用

してきたのが、『言葉カード』です。

 

『言葉カード』を使うことによって、

一文字ずつの“拾い読み”から、卒業できる

きっかけになります。

 

『言葉カード』は、素晴らしい

音読教材だと思っています!

 

実際、私が関わってきたお子さんたちは、

どんどん「読み」が上手になっていきましたから。

 

記事の最後には、印刷してすぐ使える、

【言葉カードデータ】を付けていますので、

どうぞご活用ください♪

 

それではいってみましょう。

 

目次

拾い読みって?文節読みって?

拾い読み イラスト
拾い読みとは…

 文字を1字ずつたどって読むこと。また、読める文字だけを読むこと。「ひらがなを拾い読みする」

引用:goo辞書⇒https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E6%8B%BE%E3%81%84%E8%AA%AD%E3%81%BF/

「1文字ずつ読む」ことを拾い読みといいます。

4歳頃のお子さんは、絵本を自分で読むときに、

この「拾い読み」をしていませんか?

 

 

では文節読みとは何なのでしょうか?

日本語言語単位の一。文の構成要素で、文を実際言葉として不自然にならない程度に区切ったとき得られる最小のひとまとまりのもの。

引用:weblio辞書⇒https://www.weblio.jp/content/%E6%96%87%E7%AF%80

 

下記の文章を例にして文節読みを考えてみます。

私は、スーパーでキャベツと豚肉を買いました。

文節で分けると、このようになります。

(斜線で区切った1つ1つが文節です。)↓

私は、スーパーでキャベツと豚肉を買いました。

このように、意味のある言葉のまとまりで

区切って読むことを「文節読み」といいます。

 

拾い読みを繰り返すうちに、だんだんと

“言葉のまとまり(文節)”に気づき、

スムーズに読めるようになっていくのですね。

 

みかん流「言葉カード」の活用方法

言葉カード 写真

私が長らく使用してきた「言葉カード」がこちら⬆⬆です。

動物の名前や食べ物、昆虫、生活道具などを紙に書いて、

ラミネートしただけの、シンプルなものです。

 

でも、効果的な教材だなぁと自負しています!

このカードを活用して、

お子さんの拾い読み卒業を目指しましょう!

みかん流「言葉カード」の活用方法

◎「読む」は声に出して読むを想定しています。

①大人がカードをめくり、子どもが読む

→視覚に訴える、読む力を育てる

②大人が読む言葉を言う

→聴覚に訴える

③大人が読む言葉を書く

→聴覚に訴える、書く力を育てる

④子ども自身がめくりながら、読む

→視覚に訴える

⑤子ども自身が読む⇒書く

→視覚と聴覚に訴える

 

1つずつ説明していきますね。

 

①大人がカードをめくり、子どもが読む(視覚に訴える、読む力を育てる)

言葉カード活用 イラスト

子どもに見えるように、カードを提示します。

それを子どもが声に出して読みます。

1.大人が提示:『ごはん』

2.子どもが声に出して読む「ごはん」

 

これを繰り返します。

決してフラッシュカードのように

速くめくりはしません。

 

お子さんのペースに合わせてです。

視覚に訴える活用方法です。

 

②大人が読む言葉を言う(聴覚に訴える)

少し難しくなります。

 

書いてある言葉を子どもに見えないようにします。

大人が読んで、子どもはそれを聞いて、

声に出して言います。

 

1.大人が読む:「ごはん」

2.子どもは、聞いた言葉を言う:「ごはん」

聴覚に訴え、言葉のまとまりを聞く力を育てます。

 

③大人が読む言葉を書く(聴覚に訴える、書く力を育てる)

言葉カード イラスト

今度は、大人が読む言葉を書く方法です。

1.大人が読む:「ごはん」

2.子どもは聞いた言葉を書く。『ごはん』

 

耳から入ってきた情報を、文字にする活動ですね。

“言葉のまとまり”を意識できるようになりますし、

書く力も身につきます!

 

④子ども自身がめくりながら、読む(視覚に訴える)

言葉カード活用 イラスト

子ども自身が読む⇒めくる⇒読む…という活動です。

大人が読むより、より主体的な活動になりますね。

めくるスピードも自分で判断して取り組むと良いです。

 

⑤子ども自身が読む⇒書く(視覚と聴覚に訴える)

言葉カード活用 イラスト

こちらも子ども自身の活動です。

 

自分で読む⇒書く⇒めくって読む⇒書く…。

促音(小さい「つ」)や拗音(伸ばす音)も、

自分で確認しながら書けるので、

自信をもって取り組める活動です。

 

以上の5つが、私が教員時代に

お子さんたちに実践してきた

「言葉カードの活用方法」です。

 

どのお子さんも、最初は「拾い読み」でしたが、

地道に続けることで、「文節読み」が

できるようになりましたよ。

 

言葉カードを作るのはちょっと…という方は、

こちらのカードがオススメです!


 


言葉カードから文章へ

言葉カードは単語レベルでの

「言葉のまとまり」です。

 

でも、これが文章を読むとき、

作るときの基本になるんですね。

基本ができている⇒応用が利くということ

 

言葉カードで、単語レベルの読み、書きが

身についたお子さんは、次のステージ“文章!”へと進めますよ〜!

 

まずは二語文から。

二語文を読んだり、書いたりする活動を

どんどん取り入れましょう。

 

そして、少しずつ文章を長くしていきます。

基本が身についていれば、長い文章になっても、

スムーズに読めます。

 

内容理解もできるはずです。

 

こちらの文章カードがおすすめです。

 



まとめ

言葉カード 写真

ここまで、拾い読みを卒業するための

「言葉カード」の活用方法をご紹介してきました。

 

拾い読みのままでは、言葉のまとまりを理解できません。

文章もスムーズに読めません。

内容理解も難しいです。

 

でも!拾い読みを卒業して、

言葉のまとまりを理解できるようになったら

(文節読みができるようになったら)、

文章がスムーズに読めます。

 

内容理解もできるようになります!

 

時間はかかるかもしれませんが、

何事も基本が大事です。

 

地道に、繰り返し取り組んで

いけるといいですよね。

 

あなたのお子さんが、

無事に拾い読みを卒業して、

自信をもって「読む」ことが

できるようになりますように。

 

こちらもどうぞ♪

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コメント

  1. ゆみ より:

    はじめまして!!
    SNSはしていないので、数日前に問い合わせからメールさせて頂いた者です。
    もしまだメール読まれていなければ、一度目を通して頂けると有り難いです。
    どうぞよろしくお願い致しますo(^_^)o

    • アバター画像 mikanlife より:

      ゆみさん、すみません
      ご連絡いただき、すぐに返信し、送信済みになっていたのですが…すみません
      先ほど改めてお返事させていただきましたが、届きましたでしょうか?

      • ゆみ より:

        みかんさん、それは大変失礼しました、、!
        お手間取らせてしまい申し訳ありません!
        お返事頂けて嬉しいです。
        確認しましたがやはり届いていないようです><
        ドメイン等はしていないので届かない原因が分からず。。

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