

このようにお悩みではないですか?

何を隠そう、我が息子も“気持ちの切り替えが苦手”です。
ちょっとしたことで怒り始め、
2歳〜3歳の頃は、長いと30分
〜40分ほど、グズグズしていました。
そんな状況に私も夫も、何度心が
折れたことかわかりません。
それくらい、子どもの「癇癪」「大泣き」
「パニック」って辛いですよね、対応するの。
この記事では、息子と支援の場で
出会ってきたお子さんに実践してきた、
気持ちの切り替えができない子への対処法
をご紹介していきます。
目次
気持ちの切り替えができないのはなぜ?
子どもが、「気持ちの切り替え」が
できずにグズグズしたり、癇癪を
起こしたりしてしまうのは、
なぜなのでしょうか?
その理由を2つご紹介します。
1.先を見通すことが苦手
まず1つ目は、「先を見通すことが苦手」ということ。
日常生活は、起床から始まって、
身支度➡登園・登校➡帰宅➡お風呂に夜ご飯、歯磨き➡就寝と、
「するべきこと」がたくさんありますよね。
幼稚園や保育園、学校生活の中でも、
「するべきこと」ってたくさんあります。
その波に上手く乗れない子が、
「気持ちの切り替えが苦手な子」と
言われるんですね。
「次に何をするのかわかっていない」
「何があるのか理解していない」のに、
次の行動を促されると、「イライラ」
「モヤモヤ」「ムキ−ッ」となってしまう
のだと考えられます。
「先を見通すことが苦手」ということです。
2.感情のコントロール力の未熟さ
2つ目は、「感情のコントロール力の未熟さ」です。
より低年齢、もしくは、自閉症などの
障がいをおもちのお子さんは、
こちらのパターン(または1つ目との合体)
が多いように感じます。
例えば、
これは、息子です〜。
少しだけ落ち着きましたが。
対応する親は大変ですよね。
では、対処法を5つご紹介します。
切り替えが苦手な子への5つの対処法
対処法がわかると、ママ・パパも
楽になると思います。
お子さんに合った対処法を実践しながら、
見つけてみてください。
1.予告・事前約束をする
“怒りそう”“グズグズしそう”“癇癪起こしそう”と、
予測がつく場合は、「予告・事前約束」が有効です。
我が家もこの方法を使っています。
例えば、

2.視覚的にサポートする
この方法も「見通し」につながります。
視覚的なサポートがあると、先の見通しが
立ちやすくなります。
大人もカレンダーやスケジュール帳を
使って、見通しを立てますよね。
子どもにとっても、大変有効です!
例えば、
などです。これは、支援の場でも
よく実践している方法です。
特に、普段と違うリズムで過ごす日
に有効な方法ですよ。
3.時計やタイマーで約束する
時計の長い針や、正確に読めるお子さん
であれば、◯時や◯時◯分で、
「今の活動➡次の活動」への切り替えを
しても良いと思います。
タイマーの音で時間を区切る方法も
ありますね。
視覚支援のタイマーもありますよ!
息子へは、時計の長い針を使っています。
例えば、
などですね。
支援の場でも、よく使う対処法です。
公園などでの「遊び」から「帰る」
という場面でも有効な方法です。
幼稚園では、視覚支援タイマーを
使用しているようです。
4.激しい癇癪、パニック、グズグズは、まずクールダウンが一番!
これは、子育てしているママ・パパであれば、
誰しも経験したことのある場面ではないでしょうか。
お子さんが激しく泣いているときって、
何をしても駄目ではないですか?
なだめても、抱いても…。
こうなったら、まずすべきことは「クールダウン」です。
小さいお子さんなら、ママ・パパと
同じ部屋の中で、ちょっとスペースの
あるところ。(暴れると、物に当たりますから…)
年長さん以降であれば、お子さんの
タイプにもよりますが、「一人になれる空間」を
作ってあげるといいと思います。
狭くていいんです。
お子さんが、「自分で」「泣き止んで」
「怒りをしずめられる」ことが大切ですから。
大人である自分たちも、イライラしたら
「一人になりたい」と思うのと一緒です。
落ち着いたら、
「自分で立ち直れたこと」をまず
認めてあげたいですね。
5.好きなことを思いきりできる時間を作る
子どもも大人も、「好きなことをする」時間
・「遊びこむ」時間は、必要だと思います。
でも、日々の生活って「早く早く!」
「次は◯◯」「その次は◯◯」…と、
追われるような時間が続きますよね。
だから、「もう少し時間があれば、
切り替えができるかもしれないのに、
短時間で切り替えなければならない状況」
が多くなってしまうんですね。
好きなことをして、「心がワクワクする時間」
も必要です。
毎日は無理でも、週に1回でもいいので、
「切り替え➡切り替えの時間」ばかり
ではなくて、「好きなことを思いきり
できる時間」を作れるといいですよね。
まとめ
今回ご紹介した方法は、
お子さんによって、「合う・合わない」
があると思います。
いろいろ試しながら、お子さんに
合う対処法を実践していってみてください。
息子も本当に「怒りん坊」で、
こっちが泣きたいわ!ってなる
ときも度々あります。
でも、ご紹介した対処法を実践するうちに、
だいぶ落ち着いてきました。
子どもが落ち着くと、親も少し楽になりますね。
年齢的なものもあるかもしれません。
あなたのお子さんに合う対処法が
見つかりますように!

・元特別支援学校・小学校特別支援学級の先生14年間
・仕事と家庭の両立に苦しみ、ダウン⇒退職
・繊細で気難しい息子の育児に大苦戦!⇒困り感を実感
・特別支援・繊細な息子の育児で得た学びを“今”困っているママ・パパに伝えたい
・現在、教育関連ライター&教育メディア「ソクラテスのたまご」にて専門家として活動、
不登校のお子さま・勉強に苦手意識のあるお子さまを対象にオンライン家庭教師をしています!
☆メッセージ相談も受け付けています。

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