

お子さんが、
・不安が強いタイプだなぁ
・とても繊細だなぁ
と、お悩みではないですか?
人見知り・場所見知りが激しかったり、
初めてのことが苦手だったり。
不安が強いと、園や学校に慣れるのに、
とても時間がかかるかもしれませんね。
お子さん自身も、不安が強い状態が
長く続くと「自分はどうせ…」と、
何事にも意欲がなくなってしまう
かもしれません。
そんなお子さんの姿を見て、
ママ・パパは「どうしたらいいんだろう」と、
心がモヤモヤしてしまいますよね。
でも、お子さんの不安が解消されていったら…。
「ぼくは、心配ごとを乗り越えられた!」と、
自分に自信をもつことができます。
乗り越えた数だけ、自信がつき、
「大丈夫なんだ、そんなに心配しなくても」と
感じられるようになることでしょう。
ママ・パパも、自信がついたお子さんを
見てほっとしますね。
笑顔で、穏やかにお子さんと
接することができることでしょう。
今日は、繊細な息子に対して実践している、
“お子さんの不安を減らすために
ママ・パパができること”をご紹介しますね。
ポイントは、
「無理強いはせず、そっと背中を
押してあげること」です。
目次
繊細な子へのサポートはスモールステップが鍵!
繊細で、不安の強い息子に対して
実践してきたサポートの方法を
ご紹介しますね。
『安心感のある場所』を大事に
お子さんが、一番『安心感』のある場所は
どこですか?
お子さんをサポートするとき、
その場所を大事に大事にしてください。
『安心感』のある場所があれば、
“少しの心の負担”は乗り越えられる
からです。
家庭内でのルールを作る
家庭はほっとする場ですよね。
お子さんもママ・パパも
そうではないですか?
でも、ほっとする場にも『ルール』は
必要です。
『ルール』がなければ、誰かの心や体に
負担が偏る可能性が高くなります。
それは、ママかもしれないし、
パパかもしれない。
お子さんかもしれない。
だから、
『ルール=線引き』をしましょう。
なにも、ガチガチにしなくて良いのです。
・この時間はTVやゲームOK
・寝る前には片付ける
・「ありがとう」「ごめんなさい」を言う
家庭内でも、ある程度のメリハリが
必要です。
ルールがあり、それを守れるように
なると、“自己管理できる大人”に
なれるのです。
“自分で考える・選択する”習慣を
「ママはこう思うけど、◯◯はどう思う?」
「◯と◯はどっちにする?」など、
お子さんが『考える』『選択する』習慣が
つけられるといいですよね。
このの習慣が、将来的に
「ぼくは、こうしたい!」と、
“自分で決める力・選択する力”に
つながっていきます。
繊細でも、不安が強くても、
“自分”をしっかりもっていれば、
自信をもって生きていけます。
“少し頑張ったらできそう”を見極める
例えば息子。
とても繊細で気難しいです。
3才頃まで、本当に人見知り・場所見知りが
激しく、誰に会っても、どこに行っても
ギャンギャン泣いていました。
1才半ば頃一旦落ち着いたと思ったら、
また『人・場所への敏感さ』が出てきて、
私自身も外に出るのがしんどくなって
いたんですね。
ここで、「あ!スモールステップだ」と
思ったんです。
支援の場でも大事にしている
“スモールステップ”の考え。
繊細な息子にとっても効果的でした。
“スモールステップ=少し頑張ったら
できそう”ということ。
⇒今の息子は“少ない人の中だったら遊べるかも”
そう思い、スモールステップ開始!
まずは家庭で十分に安心感を得られるよう
にたくさん遊ぶようにしました。
それから、1日に1回は外に出て、
人の少ない公園や小集団の子育てサロン
などに足を運びました。
それも難しいなぁというときは、
友達親子1組と、自宅で過ごすなど、
“少ない人の中で過ごす練習”を
繰り返し繰り返し。
もちろん、息子も納得の上で。
“1日1回は誰かと会う・遊ぶ”
当時の私と息子の『ルール』です。
息子の様子を観察して、小さなステップを上る。
これを繰り返す中で、本当に少しずつではありますが、
“人への敏感さ”が減り、みんなと同じ空間で
過ごせるようになりました。
“小さなステップ”を大事に、少しずつ階段を上れるようにしましょう
“人の中で過ごせた”という経験は、
息子の『自信』になったようです。
「心配しなくても大丈夫なんだ!」
「◯◯は怖くないんだ」という、
『心のゆとり』をどんどん
広げていったように感じます。
今ももちろん繊細ですし、
小さいことを心配し、不安がって
いますが、
これからも、小さなステップを大事にして、
息子の背中をそっと押してあげたい。
そう思います。
お子さんの不安が強く、
「どうしよう」と悩まれている
ママ・パパ。
ぜひ、お子さんの“少し頑張ったら
できそう”を見つけてあげてください。
そして、そっと背中を
押してあげてください。
不安を減らす方法をお子さん自身が
身につけたら、もう大丈夫ですね。
長い道のりにはなりますが…。
不安が減ったら、お子さんの笑顔が
増え、ママ・パパも心がほっと落ち着き
ますね。
地道な地道な関わりですが、
焦らず、じっくり取り組んで
いきましょう。

・元特別支援学校・小学校特別支援学級の先生14年間
・仕事と家庭の両立に苦しみ、ダウン⇒退職
・繊細で気難しい息子の育児に大苦戦!⇒困り感を実感
・特別支援・繊細な息子の育児で得た学びを“今”困っているママ・パパに伝えたい
・現在、教育関連ライター&教育メディア「ソクラテスのたまご」にて専門家として活動、
不登校のお子さま・勉強に苦手意識のあるお子さまを対象にオンライン家庭教師をしています!
☆メッセージ相談も受け付けています。

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