このようにお悩みではないですか?

お子さんがひらがなに興味をもち、
読めるようになってくると、
次に気になるのが、『書き』
ではないでしょうか?
ひらがなが書けるようになると…
お子さんは「私、書けるんだ」と、
自信がつきますね。
自信がつくと、学習だけでなく、
ちょっと苦手だった遊びや運動
にも挑戦しようかな…と、
ほかのことにも意欲が
出てくるかもしれません。
「できる!」という自信は、
自己肯定感も上げてくれますよ。
そんなお子さんの姿を見て、
ママ・パパも嬉しくなりますね。
穏やかに、笑顔でお子さんに
接することができることでしょう。
でも、“書ける時期なのに”、
何もしないままでいたら…。
「ぼくはどうせ書けないし」と、
学習への意欲が下がってしまう
かもしれません。
学習への意欲が下がると、
苦手な遊びや運動に対して、自分から
挑戦する気持ちは湧きにくくなって
しまうでしょう。
ママ・パパも
「どうしたらいいのかな…」と、
悩み続けて、心が苦しくなって
しまうかもしれませんね。
そんなときは、
“タイミングを見極めて、『書き』への
アプローチ”をしてみてください。
ポイントは“タイミングを見極めること”。
ご紹介する方法は、支援の場や息子に
実践してきたものです。
タイミングを見極めるためのチェック
ポイントも書きましたので、
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
目次
“『書き』が身につくタイミング”3つのチェックポイント
いきなり、「今日から、この子に
ひらがなの書き方を教えよう」と
思っても上手くいきません。
タイミングがあるのですね。
“ひらがなの『書き』が身につくタイミングを
見極めるためのチェックポイント”をご紹介します。
ひらがなが読めますか?
お子さんはひらがなが読めますか?
基本的にひらがなは、「読み⇒書き」
の順で習得していきます。
『読み』の段階で、視覚的に文字の
形を覚えると、『書き』への移行が
スムーズになります。
はさみやのりなどの、身近な道具は使えますか?
『書き』は、たくさんの要素を含んだ
活動です。
はさみやのりなどを、思うように
使えるようになっていると、
スムーズに書けるようになります。
◯鉛筆がもてますか?
初めは、補助具を使って鉛筆をもつ
練習をするといいですよ。
『書き』を身につける3つの練習方法
『書き』を身につけるために、
以下の3つの練習をしてみましょう。
1.なぞり書き
2.視写
3.自分で書く
1.なぞり書き
お手本の線や文字をなぞる練習です。
初めは、縦線・横線から。
慣れてきたら、波線やグルグルなど。
いろんなバージョンのなぞり書きを
して、「書くって楽しい!」を実感
させてあげたいですね。
線のなぞり書きが上手になったら、
ひらがなのなぞり書きをしましょう。
私は、よくお子さんの名前のなぞり書き
からしていましたが、お子さんの興味の
あるもの(食べ物や乗り物etc…)で
良いと思います。
興味があるものは、よく吸収できますから。
2.視写
視写は“見て、書く”という活動になります。
真横や真上にお手本を置いて(書いて)、
それを“見ながら、書く”練習をしましょう。
真横や真上にお手本を置く(書く)のは、
視線の移動を減らすためです。
3.自分で書く
ここまできたら、自分で書けるように
なっているはずです。
ひらがなを1文字書いたり、
名前を書いたり、単語を書いたりして、
“自分で書く力”をどんどん身につけて
いきましょう。
『書き』の支援いろいろアイデア
ここからは、私が実践してきた、
『書き』の支援をいくつかご紹介しますね。
空書き
空中で文字を書いてから、紙やノートに
書きます。文字の形をイメージしてから
書けるのでいいですよ。
書き始めに目印(補助点・補助線の活用)
1画目の書き出しに『・』印を
つけて、書き始めを意識できるように
します。
「どこからスタートするんだっけ?」と、
迷うお子さんに効果的なサポートです。
「補助点」
補助線の活用も大変効果的です。
筆者は、「あ」や「め」などの交差のある
ひらがなでつまずくお子さんに対して
下記のように「補助線」を活用していました。
赤線部分が「補助線」です。
慣れてきたら、補助線をどんどん
減らしていくと良いですよ。
物と関連づけて
ひらがなの形が、なかなか覚えられない
場合は、物と関連づけると良いです。
ただし、“1文字ずつ読める場合のみ”
有効なサポートです。
まだ1文字ずつ読めないお子さんは、
「みかんの『み』はみかんの『み』」
でしかなくなってしまう可能性が
あるからです。
やはり、『読み』の練習をしっかり
してから、『書き』に移行するのが
ベストだということですね。
手指を使った遊び・活動をたくさんする
『書き』の活動は、手指を存分に使います。
シール貼り・紐通し・新聞紙破り…。
手指をたくさん使っておくと、『書き』も
スムーズにできますよ。
⇒⇒【指先の知育】いいことがいっぱい!手指の巧緻性を高める遊び6選
アプローチのタイミングを見極めて、お子さんに合ったサポートを
まずはお子さんを観察し、
チェックポイントをクリアしているか
確認してくださいね。
クリアしていたらぜひ、アプローチ
してみてください。
なかなか上手くいかないなぁという
ときは、“書きの支援いろいろアイデア”を
参考にしてみてくださいね。
ひらがなが『読めて』、『書ける』という
自信は、お子さんの自己肯定感の
土台となるでしょう。
ママ・パパもお子さんの成長や
自信をもっている姿を見るのは、
嬉しいですね。
でも焦らず、地道にサポート
してあげてくださいね。

・元特別支援学校・小学校特別支援学級の先生14年間
・仕事と家庭の両立に苦しみ、ダウン⇒退職
・繊細で気難しい息子の育児に大苦戦!⇒困り感を実感
・特別支援・繊細な息子の育児で得た学びを“今”困っているママ・パパに伝えたい
・(現在)不登校のお子さま・勉強に苦手意識のあるお子さまを対象にオンライン家庭教師
・オンラインカウンセラー
メッセージ相談を受け付けています。

〖保有資格〗
・特別支援学校教諭免許
・小学校教諭免許
・幼稚園教諭免許
・メンタル心理カウンセラー
・上級心理カウンセラー
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