赤ちゃんが生まれると、すぐに
「新生児聴覚スクリーニング検査」が
行われます。
赤ちゃん耳が聞こえているかどうかを
検査するんですね。
息子は2回この検査をしてもらい
ましたが、2回ともパスすることが
できませんでした。
この記事では、
◯「新生児聴覚スクリーニング検査」とは?
◯「精密検査」になった息子のお話(体験談)
をお話していきますね。
目次
新生児聴覚スクリーニング検査とは?
新生児聴覚スクリーニング検査とは
赤ちゃんの「聞こえ」の検査です。
具体的には以下のような検査です。
早期に難聴の有無を確認するために,赤ちゃんに行う聴覚検査。〜早く見つけて適切な支援をすることによって,赤ちゃんの言語の発達を助けることができる。』
『現在,「OAE(耳音響放射)と自動ABR(自動聴性脳幹反応)の2つの方法が使用されている。〜どちらの検査も痛みもかゆみなどもなく,検査による負担は全くない。』
(引用:NIHON KOHDEN)一部抜粋しました。
赤ちゃんが眠っていれば、
数分から10分以内に終わりますが、
成長するにつれて目を覚ましやすくなり、
検査が難しくなるようです。
息子、再検査→精密検査となる
息子も、この新生児聴覚スクリーニング検査を
生後3日で受けました。
しかし片耳がどうしてもパスできず、再検査。
ショックでした。子どもたちの支援に
長く携わってきた私。しかし難聴については
知識が少なく「どうなるんだろう」と、
とても不安になりました。
生後4日目に再検査を行いました。
やはり前日と同じく片耳の聴力はパスできず、
後日「精密検査」となってしまったのです。
産後の疲れとともに、どっと心が重くなりました。
生後1ヶ月:精密検査
そしてちょうど生後1ヶ月の日、
夫に仕事を休んでもらって精密検査へ。
寝た状態で検査をします。
寝るのが下手っぴな息子。
早ければ数分で終わる検査が、
1時間ほどかかってしまいました。
時間をかけて検査をして…結果…。
「パスしました。(聴覚とれました。)」
胸をなでおろす感覚とはこういうことだと
実感した瞬間でした。
障がいをもつ子を育てるママ・パパへの気持ち
先ほども触れましたが、私は十数年間、
特別支援教育に携わり、主に知的障がい
のあるお子さんへの支援を行ってきました。
ですので、障がいをもつお子さんを
おもちの親御さんの気持ちも、少しは
わかっているつもりでした。
でも息子が精密検査となり、不安でいっぱいの
日々を過ごしたことで、「どこか自分ごとでは
なかったのかもしれない」と感じるようになりました。
「障がいを受容する」とは、本当に本当に難しいこと
なのだと、実感をともなって理解した日々。
同時に、親御さん方を尊敬する気持ちが増す経験となりました。
親にとって、我が子の成長は心底気に
なるものですよね。
息子は生まれてから今もずっと「気難しい性格」です。
心の成長、言葉の成長、体の成長…
不安になったことは数知れません。
でも、どんな息子もまるっと受け止めたい
そんなふうに感じています。
今現在(6歳)、息子は聴覚過敏です
この体験から6年経ちました。
耳が聞こえないかもしれなかった
息子は、「聴覚過敏」の傾向があります。
わからないものですね…
過敏さが目立っていたのは、2歳〜3歳
頃で、現在は少し軽減されています。
繊細で気難しくて、「育てにくいな…」と
感じることも多いですが、息子の健やかな
成長を願って、これからも前向きに
育てていけたらと思います。

・元特別支援学校・小学校特別支援学級の先生14年間
・仕事と家庭の両立に苦しみ、ダウン⇒退職
・繊細で気難しい息子の育児に大苦戦!⇒困り感を実感
・特別支援・繊細な息子の育児で得た学びを“今”困っているママ・パパに伝えたい
・(現在)不登校のお子さま・勉強に苦手意識のあるお子さまを対象にオンライン家庭教師
・オンラインカウンセラー
メッセージ相談を受け付けています。

〖保有資格〗
・特別支援学校教諭免許
・小学校教諭免許
・幼稚園教諭免許
・メンタル心理カウンセラー
・上級心理カウンセラー
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