
このようにお悩みではないですか?
気持ちのコントロールは大人でも
簡単にできるものではありませんよね。
気持ちのコントロールができると、
お子さん自身が楽になります。
笑顔も増えることでしょう。
サポートするママ・パパも、
お子さんが落ち着いて生活
できている姿を見ると、
嬉しくなりますね。
でも、気持ちのコントロールができないままだと…
お子さん自身が「どうしていいかわからない」と、
苦労し続けることになるかもしれません。
そんなお子さんを見て、ママ・パパも
「どうしよう…」と、辛くなってしまいます。
でも大丈夫ですよ。
お子さんが、
「自分の気持ちに気づけるようなアプローチ」を
していけば良いのです。
自分の気持ちに気づけると、
「その気持ちへの対処方法」が
身についてきますよ。
そのために効果的なアイテムが
「表情カード」なんです。
お子さんの癇癪に悩んでいる方、
逆にあまり感情を出さないタイプのお子さんがいる方、
言葉や伝える手段を身につける前段階のお子さんがいる方、
1度「表情カード」を使ってみませんか?
記事の一番下に、表情カードのデータを添付していますので、
どうぞご活用ください。
目次
気持ちのコントロールが苦手な理由
人間には、元々の気質があります。
その気質に、周りの環境が加わって
「性格」が形成されると言いますね。
「気持ちのコントロールが苦手」
どうしてなのでしょう?
私が感じている理由が以下です。
(※あくまで私個人の考えです。)
1つずつ詳しくお話していきますね。
伝える手段の成長がまだ未熟だから
赤ちゃん〜3歳くらいまで、また、
発達段階的に3歳頃までのお子さんは、
なかなか自分の思いを上手に伝えられないですよね。
「この思いを伝えたいのに、伝わらない」
「そうじゃない!(イライライライラ…)」
など、自分の思いをしっかり伝えるには、
まだ幼いのですね。
こだわるタイプのお子さんは、
癇癪となって表れることでしょう…。(←息子です)
感情の落ち着かせ方を知らないから
癇癪を起こしそうになっているとき、
泣きそうになっているとき…。
どうやって感情を落ち着かせたら良いのか
わからなくて、不安定になることも多いですね。
深呼吸する、落ち着く部屋(場所)へ移動する、
言葉で伝える、表情カードを使う…。
いろいろ方法はありますが、
小さいお子さんだと簡単ではないですよね。
大人だって難しいですもの!
“自分の状態”がわかっていないから=自分の気持ちに気づいていないから
“今、自分がどういう状態なのか”
わかっていないのも大きな理由です。
「なんでこんなにモヤモヤするんだろ…」
「なんでこんなにイライラするんだろ…」
モヤモヤやイライラが積もり積もると、
爆発しちゃうんですよね。
見通しが立たないから=不安感
幼いうちは、何事も「初めて」が多いですよね。
息子がまさにこの状態でした。
とにかく「初めて」に弱いです。
“見通しが立たないから”なんですね。
経験がないから。
「初めて」に加えて「変更」も
苦手なお子さんがいます。
これも“見通しが立たないから”。
私もそうですが、
「見通しが立たない」って、
とても不安ですよね。
不安感が「泣きじゃくる」、「癇癪」、
「パニック」などにつながってしまうのです。
でも、「表情カード」を使えば、
「気持ちのコントロール」に一役
かってくれるかもしれません。
表情カードを使って、『自分の気持ち』を見つけよう
表情カードにはいろんな種類があります。
私は自作のものを息子にも、
支援の場でも使っていましたが、
このようなシンプルな表情カードも、
視覚情報が整理されて良いですね。
こちらは、かわいらしいイラストで描かれています。
表情カードに親しもう
まずは、表情カードを知るところから
始めましょう。
お子さんと遊びながら、
一緒に楽しんでみてください。
①表情まねっこ
お子さんに、一枚ずつ表情カードを
見せながら、一緒にまねっこしてみましよう。
大人「どんな顔してる?」
子ども「にっこり」
一緒に『まねっこ』
ポイントはお子さんと一緒に
まねっこすることですよ〜。
②表情あてっこ
表情カードをお子さんの前に並べます。
大人は心の中で1枚のカードを
選び、その表情をします。
お子さんが、大人の表情を見て、
正しいカードを選ぶ遊びです。
大人と子どもを入れ替えても楽しいですよ。
自分の気持ちを見つけよう
表情カードに親しめるようになったら、
いよいよ生活の中で使ってみましょう。
生活の中で取り入れると、「自分の気持ちに気づく」
ことにつながっていきますよ。
①今日のできごとを表情カードで振り返ろう
帰宅後や就寝前などにしていました。
「保育園でどんなことした?」
「おふざけした」
「おふざけどうだった?どのお顔?」
息子⇒うれしいorごきげんカード選ぶ
みたいな感じです♪
家で癇癪起こした後も、使いました。
「さっきまでどのお顔だった?」
息子⇒怒っている表情カードを選ぶ
「今はどのお顔?」
息子⇒悲しい表情カードorごきげん表情カードを選ぶ
という感じで。
表情カードを使うと、
「そのとき」に「どんな気持ちだったか」に
気づけるんですよね。
「ボク、イライラしてたな」とか、
「かなしかったな」とか。
こんなふうに書くと、大人にも
効果ありそう…と思います。
②癇癪・パニック後の振り返りに使ってみましょう
癇癪後の使い方は先程もお話しましたが、
私がお子さんの支援の場で使っていた方法を
1つご紹介します。
コミック会話とも言われる方法です。
コミック会話(Comic Strip Conversations, CSC)は,ASDの子どもが得意とする視覚的認知を生かした支援法であり,出来事と,人の会話や感情などを,簡単な絵やシンボル,言葉,色などを用いて視覚化する。
(引用:J-STAGE)
私が実践したのはこんな感じです⬇⬇
実際のコミック会話よりも、
だいぶ簡易的ではありますが、
効果があるんですよ!
表情は子どもに書いてもらって、
吹き出し部分は大人が書いたり、
子どもが書いたりして、
視覚的に状況を振り返るんです。
友達同士の喧嘩後でも、
よく使っていました。
そのときは、A41枚ではおさまらない
くらいの振り返りをしていましたね。
「視覚に訴える」
「一緒に振り返る」
これはどのお子さんにも効果的だと感じています。
一緒に遊びながら「自分の気持ちを見つける」お手伝いを…
人間にはいろんな気持ちがあります。
「自分の気持ちを見つける」
「自分の気持ちに気づく」
とは、「自分の心と向き合う」ということ。
「気持ちのコントロールができる」とは、
“心の葛藤を繰り返すことで、
自分の気持ちと折り合いをつけられること”
だと思っています。まさに心の成長!
簡単ではないですが、
今日ご紹介した“表情カード”は、
『自分の気持ちを見つける』のに、
きっと効果がありますよ。
気持ちのコントロールが
できるようになれば、お子さんも幸せ。
サポートするママ・パパもきっと幸せになります。
表情カードのデータを添付しましたので、
ぜひ使ってみてください。
切り取って、ラミネート加工しても◎ですし、
厚紙などに貼っても◎ですよ。
作るのはちょっと…という方は、こちらがおすすめです。

・元特別支援学校・小学校特別支援学級の先生14年間
・仕事と家庭の両立に苦しみ、ダウン⇒退職
・繊細で気難しい息子の育児に大苦戦!⇒困り感を実感
・特別支援・繊細な息子の育児で得た学びを“今”困っているママ・パパに伝えたい
・(現在)不登校のお子さま・勉強に苦手意識のあるお子さまを対象にオンライン家庭教師
・オンラインカウンセラー
メッセージ相談を受け付けています。

〖保有資格〗
・特別支援学校教諭免許
・小学校教諭免許
・幼稚園教諭免許
・メンタル心理カウンセラー
・上級心理カウンセラー
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