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雨に煙る金華山と、カッパを着た船頭さんたち。
毎年夏の恒例行事、ぎふ長良川鵜飼に行って来ました。
出身は岐阜県の私ですが、鵜飼はそうそう経験する機会はありませんでした。大人になって、風流なイベント好きな昔の先輩方が企画してくださって、それにひょんなことから参加するようになり、今年で5回目となります。
あいにくの天気でしたが、ものすごい豪雨でも無い限り、鵜飼は中止になりません。
そぼふる雨が山と川に情緒という色を付けるなか、貸切舟でひと時の幻影を楽しみました。
鵜飼のシステムはいろいろと不思議です。
長良川周辺のホテルや旅館が出す舟もあれば、鵜飼観覧船事務所から出る乗り合い舟もあります。ホテル系の舟ならだいたい食事付きなんですけど、乗り合い舟はあくまで乗車賃だけ。ごはんは自分で用意する必要があります(これを当日まで知らず、実際舟に乗ってから「食事が無い」と気がついてトラブルになるケースも)。
今回は(というか今回も)、幹事のみなさまが骨を折って貸切舟を用意してくださったので、ゆったり過ごせました。
大人が15人くらい集まれば、20人乗り前後の小さめの舟をひとつ借りて、ごはんもお酒も自力で用意して、ひとりあたま6000〜7000円で企画できるようです。幹事さんが大変ですが。
17時半〜の出航で、だいたい2時間ほどは宴会タイム。上流まで舟を(船頭さんが)漕いでくれて、景色を見たり、時折流れてくる踊り舟(踊る女子がわらわらする舟)を見たり、花火を見たり、くれてゆく空に浮かびあがる岐阜城を見たりして過ごします。ただ今回は雨も風もあったため、上流へ進む船遊びはできませんでした。
夏の空がとっぷり暮れた19時半すぎに、やっと鵜飼が始まります。
ぎふ長良川鵜飼の鵜匠さんは総勢6名。完全世襲制で、嫁に入った女子は「跡継ぎになる男子が生まれるまで、子供を産み続ける」という、現代ではびっくりのシステムの中で続く鵜匠制度。そして生まれた時から人生が決まっているという、本当にすごい環境で生き続ける人々。
ほとんどはおじいちゃんですが、お父様を早くに亡くされた30代の鵜匠さんも居ます。
日が暮れる前に一旦最上流に進んでいた鵜匠さんたちが、まず一艘ずつ下りてきます。
かがり火に照らされる中で、川にどぶんと潜り、鮎を探す鵜の姿はまさに幻影的というか。
6人全員が下りてきたら、彼らはもう一度ちょっとだけ上流に戻り、最後の「総がらみ」という漁スタイルを見せてくれます。6つの舟全部が横並びになって、川幅いっぱいに広がって(ちょっとV字フォーメーションみたいな時もあった)鵜飼をしてくれるのですが、これが迫力満点。
ただやっぱり天気が悪かったので、今回は総がらみも規模が小さかったですが…。横並びフォーメーションはできなかったっぽい。
とはいえ、今年もやっぱりすごく楽しめたのでした。
たぶんこの、日常からかけ離れた別世界的なシチュエーションが楽しいのだと思うのですが。
でもいつも思うけど、「わたしにとっては非日常だけれど、鵜匠さんたちにとっては、それから船頭さんたちにとってはこれが日常なんだよね」っていうこと。去年お会いした船頭さんは70歳を越えてなお、棒一本で大きな舟を上流まで運んでしまえるほどの筋力をお持ちでした。「40年以上やってるからね!」とムキムキ筋肉を見せてくれた笑顔を目の当たりにして、これを毎日繰り返して生きることの素晴らしさを実感したのでした。
そんなこんなで。
鵜飼観覧船事務所近辺の、川原町の改修工事もすっかり終わったようで、古い街並がピッカピカになっておりました。古いのにピカピカ。新しいカフェやらレストランやらも加わり、なんとも魅惑的。あの辺の散策にもいつか行ってみたいですが、岐阜まで行く機会はなかなか作れなさそうだなあ…。
あと、半年ぶりに会った恩師はやっぱり変わらず、気さくなおとうちゃんのままでしたが、うっかりあと1年ほどで「自分が二十歳そこらで毎日泡吹いていた当時」に常に助けてくれた恩師の当時の年になっちゃう…とドキドキな感じも味わいました。私は成長できてんだろか。…まあ、いっか。10年越しのご縁になるとは夢にも思っていなかったので、この環境のありがたみも感じておこうと思います。

corin@札幌です。
30度を超えるぎらぎらした日が続いたと思ったら
曇り時々雨模様で蒸し暑い日が続いて、まったく札幌らしくありません(>_<)
トモさんは恩師や旧友と贅沢な時間を過ごしたんですね。
私の夫も岐阜県出身なのに、未だに私たちは鵜飼いに行ったことがありません。
一度は経験してみたいものですが、「えいや!」って計画しないと、なかなかね・・。
札幌も30度を超えるのですね…!
さいきんは暑すぎて、息も絶え絶えです。
北海道の夏はさっぱりしているイメージですが、今年はそうでもないのか…。しかし2年ぶりの日本の夏を過ごしているわけですよね。やっぱり湿度がすごいのかしら。
鵜飼は、自分ではきっと手配しなかっただろうと思います。よくわからなさすぎて。
でもタクシーの運転手さんいわく「ふつうは一回行けばもういいやってなるものだよ。あんたらみたいな5年連続っていうのはないよ」とおっしゃっていました。
なので、楽しむ秘訣はやはり貸切船。乗り合い船では、あまり楽しくないようなのです。
もし大勢で岐阜に集まる機会があったら、貸切船でまったりするのがおすすめです。